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実はリスクある洗車用品7点… 【プロ推奨洗車用品・後編】

前号の洗車オススメ用品に続き、今回は「実は注意が必要な洗車用品」をご紹介。

情報・モノが溢れるゆえに、悩みにハマってしまいがちな今日の洗車。SNSや動画では魅力的に思える様々な洗車用品が目に映り、「使った方がクルマに良いのかも」といったイメージを抱きがち。
ですが、新車・経年車問わず、毎日様々な状態のクルマに触れるプロ施工者の立場から見ると、「それちょっと危ないかも」といった洗車用品も。それぞれのリスクとオススメ対応策を解説します。

  • INDEX

  • “楽したい洗車”に有効な大判吸水タオル

    近年、カーオーナーはもとよりプロの業務でも、大判の吸水タオルを使用することが増えています。特に多いのが、ロングツイストパイル製法などで織られた起毛の長い大型サイズのマイクロファイバークロス。とにかく吸水力に優れていて、シャンプーをすすいだ後、一度も絞らずとも車両の大半の水滴を拭き取ることができます。
    商品としては、カー用品店店頭に並ぶ大手メーカー品や海外コーティングブランドの独自商品など幅広く販売されていて、繊維産業に強い韓国製のアイテムが多い印象です。
    そして、使用する上で注意したいリスクが2点あります。

    リスク1:汚れを除去しきれない

    吸水を目的としたタオルで、なるべく擦らず水分を吸い取るので、クロスで擦って拭き取る時程の汚れ除去を期待できません。特に弊社がオススメする「QD+マイクロファイバークロスで“シャンプーで落ちない汚れ”を落とす」ことができず、毎回吸水タオルで拭き上げていると固着汚れの蓄積に繋がってしまいます。

    リスク2:足回りや地面との接触

    もう1つのリスクが、大判ゆえにホイールやタイヤ、地面などに触れてしまうこと。特に使い慣れていない場合にそのリスクが高く、一度触れるとタオル側に砂や汚れなどが付着し、それがボディに触れるとキズが入ってしまうことに繋がります。

    対応策:マイクロファイバークロスとの使い分け

    リスクはあれど、その優れた吸水性は一度使うとやみつきになる程。楽したい、時短で仕上げたい、といった時には大活躍するアイテムです。
    なのでオススメは、例えば洗車の2回に1回は吸水タオルで時短、1回はQD+マイクロファイバークロスで丁寧に汚れ除去、と使い分けること。また吸水タオルを使う際も、ルーフやボンネットなど大きい面を吸水タオル、下回りや細部はマイクロファイバークロスと使い分けることで、足回りや地面に付着してしまうリスクを回避できます。

    • 拭き取りが楽になる大判吸水タオル

    “楽しい洗車”“魅せる洗車”に大活躍な2アイテム

    洗車は、「キレイな仕上がり」だけでなく、「キレイになる過程」を楽しめるのも魅力の1つ。その「過程を楽しむ」という点でオススメなのが以下の2アイテムです。

    1:フォームガン(泡洗車)

    トリガー1つで泡を噴きつけられる洗車専用アイテムで、車体を泡で覆うビジュアルが特にSNS・動画映えするのも魅力の1つ。「泡で包んで優しく汚れを浮かし…」と洗浄効果がアップし、汚れを事前に落とす(プレウォッシュする)ことで洗車キズのリスクも抑えられるイメージです。海外や個人系のディテーリング系ブランドから注目を集め始め、最近は大手メーカーやホームセンターなど、商品や販売店がとても増えました。

    一方で、以下2点から「効果対リスク」が見合わず、少なくとも弊社の業務では使用していません。

    注意点1:そもそもそんなに汚れは落ちない

    そもそもカーシャンプーだけでは汚れは落ちきらず、これはフォームガンによるプレウォッシュでも同様です。前回の記事の「次に揃えるならコレ! クイックディテイラー」でも説明した通り、シャンプーで落とせる汚れは限定的。

    加えてキズが入るリスクも、プレウォッシュをせずともしっかり泡立てたシャンプー+スポンジ+2個バケツで十分抑えることができ(逆にいうとどんなに対策してもゼロにはできない)、最終的に洗車キズはプロ施工店で研磨することで除去できます。

    注意点2:車体へのダメージリスク

    一方で泡のつけ置きは、車体内部へシャンプー液が入り込んでしまう、乾燥・すすぎ不足を招き塗装面などへのダメージや再汚染に繋がる、といったリスクを含んでいます。車体や塗装面へのダメージは研磨では復元できない場合もあるので、研磨という術を備えているプロ施工店(少なくとも弊社)では使用していないのです。

    対応策:楽しむ分には全然アリ! 蓄圧式がオススメ

    どちらかというと弊社ではフォームガンは「楽しむ洗車用品」という位置付け。「コレがないと汚れが落ちきらない」などとは思わなくて良く、むしろむやみやたらに使う方がリスクがあると考えています。

    とはいえ洗車は自由で、泡で包む楽しさは魅力的。使う場合は、泡の量や方向をコントロールしやすい蓄圧式がオススメで、泡で包んだ後はスポンジによる手洗い、すすぎをしっかりと行い、シャンプーが残留しないようにしましょう。

    • 楽しくて気持ちいいフォームガン

    2:簡易コート剤

    かつてのワックスに代わり、今や洗車パートナーの定番品。商品によって多少異なるものの、多くが「拭き上げ時に簡単に使用」でき、「バッチリ撥水を与えられる」のが魅力的。
    ただ、こちらも以下2点を理由に、弊社業務では使用していません。

    注意点1:汚れが蓄積する

    多くの簡易コート剤は、汚れ除去機能がありません。そのため、カーシャンプーと簡易コート剤のみの洗車では、ミネラルなど水シミに繋がる汚れが残ることになります。その洗車を繰り返すと、ミネラル汚れと簡易コート剤の汚れが多層状に重なる自体に…。一見すると水をバッチリ弾くのですが、うっすら曇ったような塗装面となっている車体も実際に見受けられます。

    注意点2:ムラや再汚染のリスク

    また簡易コート剤の中にはコーティング成分が強い商品もあり、一般的な洗車環境(屋外)では適切な施工が難しいものも。施工に失敗すると、除去が困難な塗りムラが生じてしまったり、汚れを防ぐどころか再汚染の原因になったりしてしまいます。

    対応策:クイックディテイラーがオススメ

    前回の記事でも紹介した通り、弊社では汚れ除去機能を備えたクイックディテイラー(QD)を推奨しています。QDの中には、クリーナー機能を重視していたり、艶出し・撥水性を重視していたりと様々なタイプがあるので、撥水を求める人はQDの中から探してみるのも1つの手ではないでしょうか。

    • 使い方が簡単でクリーナー機能があるQDを推奨

    「推奨はしないけど…好きに使って!」な用品4点

    オススメ洗車用品の最後は、問い合わせは多いけどあまり使用を推奨していない洗車用品。使わなくても十分キレイになりますが、もし使う際は注意点を踏まえて使ってみてください。

    高圧洗浄機

    利用目的の1位が洗車とも言われる家庭用の高圧洗浄機。ただ噴射の勢いがとても強く、特にドアエッジなどパネル端の塗膜が薄い部分では、塗装が剥がれるリスクがあります(実際、プロの現場で高圧洗浄機で剥離してしまった場面に出くわしたことも…)。また、低年式車などで経年劣化が生じている塗装、塗膜が剥がれている傷、修理などによる再塗装なども、同じく塗装剥離のきっかけとなるリスクを抱えています。

    このダメージのリスクから弊社では使用を推奨しておらず、“高圧洗浄感”を楽しみたい人はまずは散水ノズルを変えてみることをオススメします。(タカギ「タフギアサイクロン」など)

    • 近年、家庭にも広く普及した高圧洗浄機

    ディテーリングブラシ

    近年、ECなどでも人気を博す筆型の洗車用ブラシ。最大の注意点は、あまり洗浄効果が高くない(=汚れが落ちない)こと。カーシャンプーなどを潤滑剤に使用しますが、シャンプーでは落とせない汚れも少なくありません。
    加えて、エンブレム周りやグリル周りなどに便利なイメージですが、サイズが大きくボディにはみ出すと割と簡単に塗装面に傷が入ってしまいます(もちろん筆の素材・柔らかさや力加減によって異なりますが…)。

    フォームガンによるプレウォッシュと同様、“洗車を楽しむ道具”としてはアリですが、効果対リスクはシビアで、洗浄効果に過剰な期待は持たない方が吉。ブラシを使わずとも、クロスや歯ブラシでの代用で全然OKです。

    • 一見、細部の洗浄に重宝しそうなブラシ

    粘土タイプの鉄粉クリーナー

    鉄粉クリーナーで代表的な粘土タイプは、単純にキズを入れてしまうリスクが高く、またコーティング被膜など鉄粉以外も除去してしまうケースもあります。磨きによる傷除去をセットで行わない、一般の洗車環境下でのクリーナー使用はオススメしていません。

    ちなみに鉄粉対策としては、こまめな“普通のシャンプー洗車”で十分キレイを保てます。そもそも、鉄粉が「目に見えて汚いレベル」にまで付着するのはよっぽど。よく付着状態の確認方法で「タバコ箱の包装のようなPPフィルムで触るとザラザラを感じられる〜」とありますが、それで感じられるのは相当に微細なレベル。もちろんコーティング施工前などではきっちり処理する必要がありますが、目で見て気にならないのであれば洗車では放置しておいてOKです。

    一方で、線路や幹線道路、工場付近といった駐車環境によっては、「目に見えて汚くなるレベル」の付着が避けられないことも。その場合はマメに洗車しても防げないので、普段はボディカバーなどを装着し、鉄粉付着が溜まったらプロ施工店に依頼するのが無難です。

    洗浄力が強い液剤クリーナー

    カーシャンプーではない自動車用クリーナー(液剤)も、塗装やコーティング被膜、身体への攻撃性という面で一定のリスクを含んでいます。特に近年は、鉄粉にしても水シミ・アカにしても洗浄力が強力なものも増えており(そうした商品はパッケージの謳い文句も強烈な傾向)、高い攻撃性というリスクにも注意が必要です。

    もちろん、汚れの種類・塗装の状態・クリーナーの組み合わせが適切であれば、とても効果的なクリーナー類。ただ、一般カーオーナーの洗車環境下ではリスクが高く、「無理して使わなくてもカーシャンプーでキレイになります」というのが弊社の見解です。

    • 鉄粉除去剤をはじめとした強力な酸性やアルカリ性のクリーナー

    繰り返しになりますが、kiramekiではこれらのアイテムを「絶対使わないで!」と否定するつもりはありません。過程を楽しんだり楽をするために様々な用品を選ぶ・使うのも洗車の魅力です。
    一方で、「インターネットやSNSを見て洗車の仕方がわからなくなってしまった」「よりキレイにするために良かれと思って使ったのにむしろ汚い姿になってしまった」「せっかく高いお金をして買い揃えたのに」…。残念ながらそのようなケースがあるのも実情です。

    クルマの構造や塗装が大きく変わらない以上、洗車の原理も変わりません。オーソドックスなシャンプー洗車で十分キレイを維持できるので、まずは洗車は自由なものとして楽しんでいただきたい。その上で、キレイを追求する、楽しむ、映える画を撮る、時短を図る…などなど、それぞれの“目的にあった用品選び”がオススメです。

    プロが見る最新カーケア

    コーティング専門店のプロの目線で、愛車をキレイにする・美観を維持するためのカーケアの最新動向・お役立ち情報を発信。愛車の輝きをいつまでも…。そう願うカーオーナー様はぜひ一度ご一読ください!

    北山友幸

    業界の名店カービューティーマックスで修行の後、2013年に独立して自分のショップを構えたプロディテイラー。業務歴はベテランだが業界では若手。北九州出身の洗車&SUV好き。

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